フィンセント・ファン・ゴッホの1887年の作品
『カフェ・デュ・タンブランの女』の模写。
“カフェ・デュ・タンブラン”とはパリにあったカフェの名前で、
テーブルや椅子がタンバリンの形をしていたことが
このカフェの名前の由来だとか。
ゴッホはしばしばこの店を訪れ、
ここで小さな浮世絵展を開いたこともあったという。
トリミングの関係で模写では切れてしまったが、
ゴッホのオリジナルの背景には
浮世絵らしき日本の着物の着た女性も描かれている。
模写の制作は2001年秋で、制作時間は約6時間。
6時間は大学の実技試験の時間に合わせたもの。当時は浪人生でした。
油絵だけど、油や使う絵具の調合によっては乾燥が早まるので
6時間での制作が可能。画塾で教わった技術です。
ゴッホのオリジナルは55.5×46.5cm。画布に油彩。
現在はオランダ・アムステルダムの国立ヴァン・ゴッホ美術館が所蔵。
12.07.17
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